火災保険は「火」だけではなく「風」による被害も適用されます。
保険会社から支払われる保険金を利用して屋根の修理のご相談が年々増えています。先日も台風被害に遭われた施工主様から相談を受け、火災保険を適用させていただき無事工事を終えました。
加入されている保険会社や保険商品によって適用される条件も出る金額も様々なので一概には言えませんが、もし台風などで住宅に被害が出た方がいらっしゃったら慌てて修理依頼をする前に、一度保険会社に確認されてみてはいかがでしょうか。
たくさんの施主様から保険申請に関するご相談をいただいている一番の大きな理由として「火災保険は台風の被害に対して適用されるモノが多い」事が挙げられます。今回は、そんな火災保険の申請について簡単に流れを説明させていただきます。
- 弊社が保険代理店に連絡し保険内容の確認
- 屋根の状況を確認し、見積書を作成
- 必要情報を保険会社に伝え、現地調査を待つ
- 損害額確定、支払いを受ける
- 修繕、施工、完了
大まかではありますが、こちらが火災保険の損害申請から施工までの流れになります。実際に保険が下りてから施工を開始いたしますのでご安心ください。
先ほど冒頭でお話した火災保険を適用した工事の地域で、台風被害に遭われたのは施工主様だけではありません。その地域全体で被害が大きかったそうです。そんな状況なので保険会社様は多くの対応に追われ、大変だったようです。
1週間前後で無事保険金が下りました。
ありがたい事にそんな状況の中、たったの1週間前後でスムーズに火災保険は下りました。私はもちろん、施工主様も大変安堵されてました。
今回スムーズに下りた理由はその申請の方法にあると思います。単に被害を大げさに報告すれば良いわけではありません。被害の内容を具体的かつポイントをちゃんと抑えた内容にします。
書類では足らない情報は、先方の担当者の方へ電話で説明します。調査員の方が現地に訪問して直接被害の確認もします。(来るのは保険会社の社員ではありません。保険会社から依頼を受けた第三者の損害保険登録鑑定人です。)
屋根を全面を改修したり、見栄えを良くしたり、既存の製品より高品質の製品を用いたりするリフォーム工事することを目的にすると保険は下りません。コロニアルが風で飛ばされて被災した場合、カバー工法での保険申請はできなかったりします。
あくまでも、保険会社が支払ってくれるのは被災した屋根の「部分修理の費用」だからです。また、20万円未満の修理は保険適応としない保険会社も存在します。
このように細かなポイントがいくつもあるので、お客様お一人で行うのは大変骨の折れる作業です。弊社では提出する写真やお見積書をご用意し、申請から施工までのサポートをさせて頂いておりますのでお任せください。
その他まとめポイント
- 年数の経過による劣化や屋根の不具合は保険適用されません。
- 被災を確認したとき、なるべく早く申請をしてください。
- 台風や暴風雨などが原因で起こった洪水や高潮、土砂崩れによって建物が床上浸水となった損害に対して保険金が支払われます。
- 「思っているより早く保険金が支払われた」と言われるくらい比較的早く下りる保険です。
- 「見積り書」と「被災写真」は信頼できる屋根修理業者に作成依頼してください。
- 火災保険の申請代行会社や火災保険の申請代行会社へ依頼をするのは避けましょう。
- 「この程度の被害なら保険金を申請しないでおこう」と諦めていたようなケースでも80万円以上の保険金が支払われることも難しくありません。
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